デンマークで大麻が買える街に行き、絶望した話【クリスチャニア】

デンマークの「クリスチャニア」に行きました。
期待していたのですが、結果は「絶望」でした。
クリスチャニアに絶望した理由
- 理由①:治安が悪い
- 理由②:低品質の大麻
- 理由③:将来性が低い
順番に解説します。2分で読めます。
補足:クリスチャニアとは?
デンマークにある自治区、ヒッピー街。政府から独立したルールを持っており、独自の国旗や国歌もある。クリスチャニア住民はデンマークへ税金を収めず、クリスチャニアに収めます。有名なのは、大麻が販売されていること。政府は大麻を黙認との情報が多いですが、これは過去の話。敷地内には警察が頻繁に出入りします。
理由①:治安が悪い
シンプルに治安が悪いです。
僕の訪問時に、警察がギャングを逮捕していました。

CNNの情報によると、1日3回ほど警察が来ます。警察が来ると「ポリス!!」という叫び声が聞こえ、すると「大麻の販売員達」が隠れます。また街のルールでは「自転車が禁止」ですが、普通に乗っている人がいます。誰も注意しません。
ドラッグ中毒者もいました。僕は奥さんと訪問したのですが、奥さんは怯えていました。そして奥さんが途中でオバサンから突き飛ばされて、これにも驚きました。周りで見ていた人がいたはずですが、誰も助けません。アジア人は少なく、ウェルカム感はありませんでした。
理由②:低品質の大麻
大麻の品質は低いです。保存状態も最悪です。品種も少なく、値段も高い。
店員から「匂いを嗅ぐか?」と聞かれて試したところ、香りが失われていました。プラスチック袋に詰められて、直射日光を受け続けています。最悪の状態です。
また店員は「大麻の知識がゼロ」でした。
栽培方法を聞いてみたところ、無知でした。
大麻を試してみたい方なら、間違いなくオランダを推奨します。もしくはタイ。僕はタイで「大麻ショップ」を経営していますが、圧倒的な品質の差です。
理由③:将来性が低い
将来性が低いと感じました。市長は「閉鎖」を検討しています。
治安悪化した理由はシンプルで、観光客の増加です。クリスチャニアが人気になり、大量の人の流れがあります。つまり街でビジネスをしたら稼げます。
大麻に関しても同じで、店を出せば売れる状態。単価15ドルほど。お金が稼げるから、ギャングが集まりました。それで治安が悪化。過去に訪問した方の口コミでは、多くの酷評を見かけました。下記に引用します。
I've visited Christiania with my wife some years ago and the atmosphere was laid back and cool. We decided to come back with our small kids and the whole vibe had shifted. Basically a whole street filled with stands to buy hash and weed and dodgy guys inviting you to buy. Some angry shirtless dudes here and there and just an overall bad atmosphere. Even though I am a seasoned traveller who is used to big city life, I didn't feel ok walking with my family in this place, so we left after a few minutes. 2 stars because of my previous visit, but unless you want to buy weed, I'd skip
翻訳:数年前に妻と訪問しました。当時の雰囲気は素晴らしかった。今回は子どもを連れて、また戻ってみることにしました。すると、雰囲気は激変していた。通り全体がドラッグ販売者に埋め尽くされており、上裸で怒っている男も見かけた。私は旅慣れており、都会の生活にも慣れています。しかしクリスチャニアの雰囲気は、決して安全とは思えませんでした。なので数分で帰りました。以前は良かったので「星2つ」の評価をするが、残念だった。大麻を買わないなら、行く必要なし。
This place has gone downhill in the past decade. We were here about 10 years ago and really enjoyed the stroll, Restaurants, and the overall feel of the place. Today is completely rundown, full of drug addicts all over the place and shops just selling drugs and marijuana paraphernalia. A big disappointment. Still some of the paintings on the buildings are still quite strong, clean and worth seeing.
翻訳:ここ10年ほどで、状況が悪化した。10年前に来たときは、ピースフルな雰囲気だった。散歩やレストランを楽しめて、当時は満足だった。しかし今は荒れ果てており、ドラッグ中毒者が溢れ、大麻製品を売る店ばかり。大きな失望です。とはいえ、街中のアートは素晴らしい。そこだけは、見る価値があると思う。
クリスチャニアの良い点
デザイン性は素晴らしいと思いました。

入り口の様子。この時点ではウキウキしていました。

すでに自転車に乗る人がいます。街中で自転車は禁止。

こちらのアートは素晴らしい。このあたりの治安は普通。

こちらは、たぶん本屋さん。ヒッピー感があります。

こちらは倉庫と落書き。まぁ悪くないですよね。

大麻用の製品が売られている。こういった店が多い。

こちらの大麻製品の店。品揃えは、まぁまぁです。

これは、住民の家ですかね。ヒッピー感があります。

最後の写真。街の雰囲気に疲れたので、町外れで川を見物。癒やしスポットでした。
大麻販売の部分は、写真は禁止です。なので画像なし。また撮り忘れてしまったのですが、自社ブランドの服もありました。デザイン性は良かったです。とはいえ、繰り返しですが。街全体として欠点が多すぎます。
結論:クリスチャニアは推奨しない
オススメしません。普通に危ないです。治安を気にしない人なら、それなりに楽しめます。僕は気にしないタイプなので、散策できました。しかしアジア人の女性からすると、不安を感じるはず。
なお最後に余談で、、ヒッピー的な場所を求めるなら「インドのバラナシ」の方が、圧倒的に良いです。治安も良く、神秘性も高く、ウェルカム感も高い。僕は記念として「クリスチャニア」に訪問しましたが、2回目の訪問はしません。そう思える土地でした。以上です。
※PS:普段の思考やビジネス戦略は「積み上げメルマガ」から発信しています。