誰も知らない帝王学【読書ログ:これからは陰徳を積み上げます】
コミュニティを始めてから、自分の立ち振舞を気にするようになりました。
今までは1人で事業を作ってきたので、ある意味で「完全に自由」でした。今後は自分の振る舞いで迷惑が起こる可能性がある。
そういった視点から最近は「アニメのキングダム」を見ています。国王や武将の立ち振る舞い、そして戦略の練り方を学んでいます。すべてビジネスに繋がります。
その上で「帝王学」に興味を持ち、ググったら出てきた一冊です。パラパラと読めて1時間ほど。刺さった部分を紹介します。
陰徳最強説
この言葉を見て本を閉じて、しばらく考えました。
昔は「隠れて徳を積んでも、アピールしないと自分に戻ってこない」と思っていました。これは、ある意味で正しい。短期的なリターン (数年スパン) で考えるなら正しい行動です。
しかし最近は「死ぬまでの貯金」もできたので、金銭面で困ることがなくなりました。となると「リターンを見越さない、善の行動」ができます。これが「隠徳」だと考えました。
帝王学を学ぶ家庭は、基本的には金持ちのはず。お金持ちなら目の前のお金を追わなくてよくて、隠徳を積み上げることができます。その陰徳を受けて育った人から、例えば「10年後にお返し」があれば、最高に幸せだと思いました。
以前にユダヤの教えの本を読んだのですが、下記を引用します。
ある人が町でホームレスにお金をやった。すると、もうひとりが言った。「そのように人前でお金をやるのだったら、やらないほうがよかった」ユダヤの教えでは「誰も見ていないところで人にものを与える者は、神よりも偉い」と言われている
これを読んだ当時は「たしかに言いたいことは分かるけど、、これじゃあ自分にリターンが来ないし、ぶっちゃけ微妙では?」と思っていました。
しかしコミュニティを始め、自分の立ち位置、現在の状況を考えてみたときに、そこでやっと「陰徳が最強だな」と思えました。今後は陰徳を積み上げます。
続いての引用はこちらです。
「功は人に譲れ」「恩は心に刻め」「憎しみは水に流せ」
楽天ゴールデンイーグルスの名誉監督である「野村克也(のむら かつや)氏」の言葉です。コミュニティに当てはめて考えました。下記のとおり。
- 功は人に譲れ → なるべく自分の功績を下げて、他のメンバーに渡す
- 恩は心に刻め → 多くの恩を頂いているので、完全に心に刻み続けます
- 憎しみは水に流せ → 憎しみの感情はゼロです。むしろ全体を応援します
このように考えます。
またコミュニティを始めてから、やはり「速度は遅いな」と思うことがあります。言うまでもなく、速度だけなら自分だけの方が早い。
でも自分で出来ることはやり尽くしたし、今の時代はコミュニティに追い風を作っている。なので僕はここで挑戦します。下記をご覧ください。
「正」という漢字は「1つ止まる」と書きます。 「歩」という漢字は「少し止まる」と書きます。
1つ止まっても正しいし、少しだけ止まっても進んでいく。人生は、全速力で駆け抜けなくても、一度止まったり、少し止まってみたりしてみて感じること、気づくこともあります。正しい選択は、一歩ずつの学びからも得られるものです。
僕は1人で走り抜けてきました。得るものもあったけど、ゴール後にはメンタルを病みました。今はお陰さまでほぼ復活しており、次は楽しく、遠くに行きたい。
しかし僕の能力はそこまで高くない。じゃあ、どうするか? 下記です。
特別な能力を持つ者以外は、人間の実力というものは均衡していて、あまり差がないものです。そんなときに優劣がつく理由は「ポジショニングが上手いか下手かの差」なのです。
僕の得意分野は、時代の空気を読むこと。今後のネット世界の流れに関しては、なんとなくイメージできます。ずっとネットが大好きで引きこもり、ネット命の人生なので、この能力なのかもです。
ポジションを取ることは得意かもしれないので (運ゲーでもありますが) 、せっかく自分に多少の能力があったので、これを社会に活かしたいと思っています。これが現在の目標であり、確実に実行します。
最後に1つだけ引用して終えます。
» 誰も知らない帝王学(著:元谷 拓)すべては、人間関係にあると言っても過言ではないほど、人の力には計り知れないものがあります。人が背負ってきた経験や知恵、人脈や才能などの背景は目に見えませんが、決して侮ってはいけません。その力を借りる日が、いつかどこかであるはずです。優れたコミュニケーション力を鍛えることで、相手が持つ多くの英知や経験則、能力や人脈を教えていただけるというご縁をいただくのです。
※PS:普段の思考やビジネス戦略は「積み上げメルマガ」から発信しています。