Everything Is Fucked【人間=クソだ、という価値観を学べる本】

以前にも同じ著者のを読みました。
この方を文章を読むと、心が軽くなります。

価値観のベースとして「人間=クソだ」という考え方の本です。僕は「人間=良い人であって欲しい」と思いますが、この考え方だと消耗しやすい。なので著者の考え方に同意します。参考になった部分を引用しつつコメントします。

Emotional problems can only have emotional solutions.

感情的な問題は、感情的な解決策を必要とする。

メンタルを病んだときに、どうしていいか分かりませんでした。病院でも治らないし、大麻でも治らないし、ただただ焦って落ち込んだ。

しかし長期で休みつつ旅をしたら回復しました。まさにこれが「感情的な問題は、感情的な解決策を要する」です。これは多くの人にも広めたい考え方です。

When someone harms us, our immediate reaction is usually "He is shit, and I am righteous." But if we're not able to equalize and act on that righteousness, our Feeling Brain will believe the only alternative explanation: "I am shit, and he is righteous."

誰かに傷つけられたとき、私たちの直感的な反応はたいてい「彼は最悪だ、そして私は正しい」となります。しかし、その正義感に基づいて行動できない場合、私たちの感情的な心は、別の説明を信じます。それが「私が最悪で、彼が正しい」です。

平和を求めすぎていたら、バランスが崩れました。SNS世界で平和に過ごしたかった。しかし批判が数多く届きます。

批判を無視せずに受け入れていくと、徐々に「自分=悪い」と思えきます。

この影響でメンタルが病んだと思う。なので、これからは「人間=クソだ」との価値観を持ちたい。その方がメンタル安定しそうです。

The only true meaning in existence is the ability to form meaning.

私達は「生きる意味」を作ることによって、生きる意味を得る

ここから少し話が変わります。

生きる意味を作れない人は、宗教にハマったりします。そして「その宗教を信じる」という価値観を「自分の根柢」にします。だから宗教を否定すると怒られる訳ですね。なぜなら、それは「その人の価値観の否定」だからです。

Power emerges from the ability to manipulate and process information, and we always end up worshipping whatever has the most power over us.

権力は「情報操作&情報処理」の能力から生まれる、そして私たちは常に「最も力を持つもの」を崇拝する。

昔はテレビ業界が神でした。チャンネルは10個くらいで、そこから国民が選ぶ。簡単にアクセスを稼げた時代ですね。テレビ業界は支配者層でした。

しかしインターネットが登場。今はチャンネル数が無限にあります。YouTubeでも、Tiktokでも、Netflixも見れる。この先はビッグデータの時代なので、人間が処理するのは不可能。つまりAIが最強になり、神になる。そのAIを生み出す企業が無敵になる時代です。

レビューは以上ですが、他にもハイライトしたので下記に貼っておきます。

僕のハイライト

The sources of hope that give our lives a sense of meaning are the same sources of division and hate. The hope that brings the most joy to our lives is the same hope that brings the greatest danger. The hope that brings people closest together is often the same hope that tears them apart. Hope is, therefore, destructive. Hope depends on the rejection of what currently is.

私たちの人生に意味を与える希望の源泉は、分裂や憎しみの源泉でもあります。私たちの人生に最も喜びをもたらす希望は、最大の危険をもたらすのと同じ希望です。人々を最も密接に結びつける希望は、しばしば彼らを引き裂くのと同じ希望です。したがって、希望は破壊的です。希望は、現在の拒絶に依存します。

Hope for nothing. Hope for what already is—because hope is ultimately empty. Anything your mind can conceptualize is fundamentally flawed and limited and therefore damaging if worshipped unconditionally. Don't hope for more happiness. Don't hope for less suffering. Don't hope to improve your character. Don't hope to eliminate your flaws.

Hope for this. Hope for the infinite opportunity and oppression present in every single moment. Hope for the suffering that comes with freedom. For the pain that comes from happiness. For the wisdom that comes from ignorance. For the power that comes from surrender. And then act despite it.

何も望まないこと:なぜなら、希望は究極的には空虚だからだ。あなたの心が概念化できるものはすべて、根本的に欠陥があり、限定されているため、無条件に崇拝すると損害を与える。より多くの幸福を望んではいけない。苦しみを減らすことを望んではいけない。人格を向上させることを望むな。自分の欠点をなくすことを望むな。

このように望むべき:すべての瞬間に存在する無限の機会と抑圧を望むこと。自由に伴う苦しみを望むこと。幸せから来る痛みを望むこと。無知から来る知恵を望むこと。降伏から来る力を望むこと。そして、行動すること。

The pursuit of happiness is a toxic value that has long defined our culture. It is self-defeating and misleading. Living well does not mean avoiding suffering; it means suffering for the right reasons. Because if we're going to be forced to suffer by simply exist-ing, we might as well learn how to suffer well.

幸福の追求は、長い間私たちの文化を定義してきた有害な価値観です。それは自己破壊的で誤解を招くものです。うまく生きることは、苦しみを避けることを意味しません;それは正しい理由で苦しむことを意味します。なぜなら、単に存在することで苦しみを強いられるのなら、うまく苦しむ方法を学ぶ価値があるからです。

Will you engage it? Will you engage your pain or avoid your pain? Will you choose fragility or anti-fragility? Everything you do, everything you are, everything you care about is a reflection of this choice: your relationships, your health, your results at work, your emotional stability, your integrity, your engagement with your community, the breadth of your life experiences, the depth of your self-confidence and courage, your ability to respect and trust and forgive and appreciate and listen and learn and have compassion. If any of these things is fragile in your life, it is because you have chosen to avoid the pain.

それに取り組みますか?痛みに向き合いますか、それとも痛みを避けますか?壊れやすさを選びますか、それとも反脆弱性を選びますか?あなたが行うこと、あなたが存在すること、あなたが大切にすることは、この選択の反映です:あなたの人間関係、健康、仕事での成果、感情的安定性、誠実さ、コミュニティとの関わり、人生経験の幅、自信と勇気の深さ、尊敬と信頼と赦しと感謝と聞き入れと学びと共感の能力。これらのどれかがあなたの人生で壊れやすいものであるなら、それはあなたが痛みを避けることを選んだからです。

My Feeling Brain is like a goddamn chimpanzee who just drank a bottle of tequila and then proceeded to jerk off into it. Therefore, I'd say that "give the people what they want" is a pretty low bar to clear, ethically speaking.

私の感情的な心は、まるでテキーラのボトルを飲んだばかりのチンパンジーのようなもので、その後、無責任な行動を取るんだ。だから、倫理的に言えば、「人々に彼らが望むものを与える」というのはかなり低いハードルだと言えるだろう。

» Everything Is F*cked: A Book About Hope (Mark Manson)


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