THE FOUR AGREEMENTS【他人を批判すると、自分が苦しくなる話】
メキシコ人が書いた本。
著者はヒーラーの母と、霊能者の祖父を持つ。
日本だと、こういった家系で生まれる人は少なそう。
書店で気になり、買いました。下記がポイントです。
- Be Impeccable with Your Word(自分の言葉に責任を持つ)
- Don't Take Anything Personally (他人の言葉を鵜呑みにしない)
- Don't Make Assumptions(思い込みを捨てること)
- Always Do Your Best(常に全力を出す)
本書からの最大の学び
他人を批判してはいけない理由が腑に落ちた。
他人を批判すると、その人から優しさを受け取れない。優しさを受け取れないということは、自分も優しさを渡せない。なので他人を批判すると、結局は自分が不幸になる。
仮に他人を批判するなら、自分の言葉に責任を持つこと。つまり、相手を成長させる。しかしこれは難しいし、時間を要する。
補足:僕がセブを好きになった理由
国民の大半から「優しさ」を受け取っていたから。
フィリピン人は日本人が好き。かつセブ島にはゲイが多く、僕に好意的でした。オジさんやオバさんも外国人に優しい。ほぼ全員から優しさを受け取った。なので返せた。だからセブが好きになった。
さらに下記にて、本書から引用しつつコメントします。
The judge in the mind is wrong because the belief system is wrong. The whole dream is based on false law. Ninety-five percent of the beliefs we have stored in our mind are nothing but lies, and we suffer because we believe all these lies.
翻訳:心で何かを判断する際に、その大半は間違っている。なぜなら、ベースとなる固定観念に間違いがあるから。95%の固定観念は間違っており、しかし私達はそれを信じている。なので苦しみ続ける。
当たり前と思っていること = 間違いばかり。例えば、ニートへの認識です。
- 日本:働かざる者、食うべからず。
- タイ:借金ないなら、まぁいいでしょ。
- イタリア:今はチャンスを待っている。
固定観念で相手を判断すると、自分が苦しくなるだけ。
When you are impeccable, you take responsibility for your own actions, but you do not judge or blame yourself.
翻訳:自分の行動に責任を持つなら、自分を批判したり、攻めたりする必要はない。
自分が生み出した結果を攻める必要なし。1つ1つを個別の問題として着眼し、考えるだけ。
Taking things personally is the maximum expression of selfishness because we make the assumption that everything is about "me."
翻訳:なにか言われたことを、「自分に対して言われた」と思わなくていい。あなたは世界の中心じゃない。
全ての人は、自分の「主観 = 世界」で生きている。
言われたことを鵜呑みにする必要なし。それは相手の感想です。
Don't make assumptions.
思い込みを捨てること。
相手に期待する = それを事実だと信じ込む = 思うように進まず消耗。
Regardless of the quality, keep doing your best ー no more and no less than your best. If you try too hard to do more than your best, you will spend more energy than needed and in the end your best will not be enough. When you overdo, you deplete your body and go against yourself, and it will take you longer to accomplish your goal. But if you do less than your best, you subject yourself to frustrations, self-judgement, and regrets.
翻訳:どんな状況でも、常に本気を出すべき。いきなり頑張りすぎると、すぐに疲れてしまう。継続して頑張りすぎると、結局は体を壊すことになる。しかし、だからといって手を抜くと、自分へのストレス、自己批判、後悔が残るだけ。
どのような場合でも、力を抜くことは最適解じゃない。
If we observe humans who are two years old, we find that most of the time these humans have a big smile on their face and they're having fun. They are exploring the world. They are not afraid to play. They are afraid when they are hurt, when they are hungry, when some of their needs are not met, but they don't worry about the past, don't care about the future, and only live in the present moment.
翻訳:2才児をみると、常に遊んで楽しんでいます。世界で楽しみつつ、何も恐れません。彼らが恐れるのは怪我したとき、腹が減ったとき、必要なものが無いとき。しかし過去を後悔したりしないし、未来も気にしない。今を楽しんでいる。
過去も未来も気にしても意味ない。常に全力を出すだけ。
Help us to love others just the way they are with no conditions. Help us to accept them the way they are, without judgement, because if we judge them, we find them guilty, we blame them, and we have the need to punish them. Today, clean our hearts of any emotional poison that we have, free our minds from any judgement so that we can live in complete peace and complete love.
翻訳:無条件で相手を認めるべき。ありのままの姿を受け入れる。なぜなら、相手を批判すると、相手を非難する必要が生まれ、罰を与えなくてはならない。しかし心を空っぽにして綺麗にすることで、全ての判断を捨てることができる。すると苦しみから開放され、心が平和になる。
以上。素晴らしい良書でした。
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