タイで「大麻ビジネス」に参入しました【600万円の大赤字/ 全て公開】

次の疑問に答えます :「タイの大麻ビジネスが気になる。状況によっては参入を検討したいので、現地から生の声を聞きたいです。」

この記事で学べること

  • 大麻ビジネスの「現状」が分かる (競合性・法規制)
  • 大麻ビジネスの「参入コスト」が分かる (データ公開)
  • 大麻ビジネスの「将来性」が分かる (実体験から予想)

僕の経験値 + 自己紹介

  • ブロガーです。発信で5億円を稼ぎました。
  • 日本人3名で、大麻ショップを起業しました。
  • タイ在中は7年目。現地の事情に詳しいです。
  • 大麻との付き合いは約10年。利用経験も長い。
  • 過去に日本のCBDベンチャーに投資して大損失。

本記事のもくじ

1.大麻ビジネスの現状(競合性・法規制)

2つの観点から書きます。競合性と法規制について。

  • 競合性:厳しすぎます。ほぼ全ての店が赤字のはず。カフェよりも大麻ショップの方が多い。繁華街だと、1分間隔で見かけます。大麻の在庫が溢れ返っており、投げ売りも増えています。価格も大きく下落中。下記にチャートを掲載しました。この先の「1〜2年」で、半分以上の店舗は潰れるはず。なお合法化直後に店を出した人は、短期的にボロ儲けをしました。屋台でも「月利80万円」を超える利益でした。
  • 法規制:かなり曖昧です。タイ特有の政治の進め方だと思います。ゆるっと始めてみて、何かを決めるといいつつ、何も決まらずに進んでいく。しかし観光客は爆発的に伸びているので、国益の観点では大成功。なお今後の流れでは「大麻は、医療用のみ」になる可能性も高いです。僕は最初から「医療用になるだろう」と思って動いてきました。その為、創業メンバーの1名が「大麻の学位」を取得済みです。

補足①:大麻の価格チャート

大麻の価格チャート

精度は低め。参考レベルの情報です。現在の平均価格は「445バーツ/g = 1,780円/g」です。しかし、僕の肌感覚では更に安いです。これからも、更に下がると思います。

補足②:大麻は「非合法化」されるののか?

ネットを見ると「タイで大麻は、また非合法化される」との意見も多いですが、僕は同意しません。巨大マネーが流れているので、非合法に戻したら「投資家からの信頼」を失います。

そんな事態が起これば、将来的な投資も流れづらくなる。非合法化は、タイの国益を考えると無駄な行為です。なので、その方向には進まないはず。妥協案として「医療用のみ解禁」になると考えています。

2.大麻ビジネスの参入コスト (データ公開)

3つの観点から書きます。登記費用、大麻の栽培費用、店舗売上。

  • 登記費用:法人登記後に、ライセンスを取得します。法人の登記自体は簡単です。代理店に依頼をしたら、1ヶ月で登記できます。ライセンスに関しては、僕らは初期で参入できたので認可が早かったです。現在は「順番待ちが長い」と聞きます。なおライセンスが認可される前に販売している店も多く、それだと違法です。そして今後は、ライセンス取得の難易度が高まるはず。現状は「医師の登録」は不要ですが、将来的には必要になる可能性もあります。
  • 栽培費用:規模により異なります。大規模なインドア栽培をする場合は、初期費用で数百万円が必要。詳しくは「Four Twenty」という大麻ショップ大手の創業者が「この動画」で語っています。低コストで始めたいなら、家庭栽培で売ればOKです。僕らの場合は、創業メンバーの1人が「タイ北部(チェンライ)で最大級の農場」を持っているので、そこで栽培しています。施設の立ち上げの初期費用は「400万円ほど」でした。
  • 店舗売上:全て公開します。月間売上は約6万円です。家賃は8万円。さらに人件費と電気代などで、月8万円ほど。つまり「毎月10万円くらいの赤字」です。店舗の内装費は60万円ほどでした。身内のミャンマー人を雇って内装したので、通常より半値です。なお僕らの店舗の維持費は、かなり安いです。固定費の多い店から、耐えきれなくなり、潰れると思います。

売上データをまとめると、資本金が「600万円」だったのですが、10ヶ月くらいで溶けました。大赤字ですね。仕方なしです。

3.大麻ビジネスの将来性 (実体験から予想)

巨大市場なので、大きな繁栄が見込めます。

そもそも大麻は「闇マーケット」で取引されていました。それが合法化されたので、需要があるのは確実です。なお現状で稼ぎやすい領域は「ラッパー層への販売」だと思います。スヌープドッグなどを愛する層は、大麻がファッションです。だから売れやすい。

僕らの狙い = テクノロジー層

ドラッグを使うことで、生産性が高まります。アメリカでは「マイクロ・ドージング」と呼ばれており、シリコンバレーを中心に盛り上がっています。

不眠治療にも効きます。僕は布団に入っても、3〜4時間ほど寝れません。大麻を使うと5分で寝れます。睡眠トラッカーでデータを取ると、驚きのハイスコアです。寝起きも最高。

生産性と幸福度が高まるなら、テック層は課金するはず。大麻の有害性は低く、お酒の方が「144倍ほど危険」です。僕は「寝るために、酒を飲みまくっていた時期」もあるのですが、ただの健康破壊でした。

次なる波 = アメリカでの合法化

現在のアメリカは、下記の状況です。

  • 国家全体としては、大麻は違法
  • 各州が独自で、合法化している

アメリカが国家として合法化をしたら、広告規制も緩まるはず。現状は、大麻関連の広告は出せません。つまり「大麻 = 危ない」のイメージが定着しています。

しかし大規模な広告キャンペーンが実施できるなら、イメージ変換できます。アメリカの法律が変わった時には、本格的なビッグウェーブが起こると考えます。

最後に:僕が参入した理由【3つ】

次の3つの理由で、大麻事業に参入しました。

  • 大麻に救われた:寝れなくて本当に苦しみました。3〜4時間も布団でウダウダするのは、本当に苦痛です。あとは不安症もあり、これも大麻で改善できます。
  • 歴史的な転換点:世界的に合法化の波が起こっており、世界が変わります。人生は1回なので、常に挑戦する道を選びます。後悔はゼロです。
  • 発信の武器になる:この記事を書けるのは、日本で「僕1人」だと思います。優位性です。炎上するかもですが、社会的な成功は捨てたので問題ありません。

過去の話を、1つだけ書きます。

2018年にTwitterから「スクール販売」をしたら、大炎上しました。1日で500件くらいの批判が届き、見ると病むのでネットを切りました。

その際に、僕は謝罪していません。

間違ったことをしたら謝罪しますが、間違っていないので通常モードでした。大麻も同じです。色々な批判が届きますが、謝りません。そもそもタイでは合法ですし、大麻には素晴らしい医療効果があります。

大麻は、本質的には「悪」じゃないです。なので、いずれ変化します。変化にはキッカケが必要で、今は「世界的な波」が起こっています。適切な波があれば、社会は変わります。僕は波に乗ります。

記事は以上です。提携やビジネス相談は、公式サイトからお問い合わせください。あと3年で変化すると思っています。読んで頂き、ありがとうございました。


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