【仮想通貨】DeFiの運用方法【僕のポートフォリオ公開/年利10%】

こんにちは、マナブです。
今回は「DeFiの運用方法」を解説します。

本記事のもくじ

  • 1.DeFi運用における基礎知識
  • 2.僕のポートフォリオを公開

記事を読むことで、お金増やしの技術を学べます。
知識があると、お金が増えます。ぜひ学んでください。

1.DeFi運用における基礎知識

重要なポイントを、5つ解説します。

  • ポイント①:お金が増える仕組みとは
  • ポイント②:ベースレイヤーだと安全
  • ポイント③:ブリッジの利用は要注意
  • ポイント④:支払われるコインが重要
  • ポイント⑤:利回りの予測は疑うべき

1つ1つを、順番に見ていきます。

ポイント①:お金が増える仕組みとは

結論は「手数料の収入」です。

How do DeFi Liquidity Pools Work?

イメージは「上記の画像」のとおり。プールの中に「コイン」が入っています。僕のような人は、このプール内に「自分の資金」を投入します。そして別の人が「プール内の資金を使って、コインの変換」をすると、僕の元に「手数料収入」が入ってくる訳です。シンプルですね。

誰がプールを利用するのか?

多くの人は「DeFiなんて、誰が使うんだ?」と考えるかもです。簡単な例を出すと、例えば「NFT販売利益の利確」です。

あなたがクリエイターだったとして、NFTを売りました。売上は「3ETH」くらいです。現在レートだと「約100万円」です。このETHを持っていてもいいですが、しかし「売って利確したい」というニーズもあるはず。そういった場合に、UniswapなどのDeFiが使われます。

uniswap_eth_usdc_swap

現在レートだと「3ETH = 8,855ドル」です。とはいえ、この話を聞いても、多くの人は「でも、別に取引所で交換すれば良いのでは…?」と考えますよね。

それでもOKなのですが、仮に日本の取引所を使った場合は、ドルへの利確ができません。日本円に利確することは可能ですが、しかし下記の「ドル円チャート」をご覧ください。

usd_jpy_daily_chart

上記を見た際に、日本円に利確したいですか? 明らかに「上昇トレンド」が継続しており、現在レートは「1ドル=119円」です。

僕は「1ドル = 200円」になると思っているので、基本的に円は手放しました。こういったニーズに対して、DeFiが使われていたりします。

ポイント②:ベースレイヤーだと安全

DeFiを触る際には、間違いなく「レイヤーの理解」が必須です。

crypto_defi_pyramid.jpg

上記の画像は、安全度を示しています。最も下層にある「Ethereum」は、相対的には最も安全です。その上にある「MAKER」というプロジェクトは、Ethereumのリスクを引き継いでいます。つまりEthereumがハックされたら、MAKERもオワコン化します。

そしてピラミッド画像の上の方には「Aave」や「Compound」といったプロジェクトが見えます。これらは「Ethereum」と「Aave」のリスクを引き継ぎます。最も上にある「Curve」や「Uniswap」といったプロジェクトは、それより下にあるプロジェクトのリスクを引き継ぎます。

DeFiの世界 = 積み木

イメージとしては「積み木」と考えたらOKです。Ethereumは「最もベースの部分」を作っているので、相対的には「最も安全」と言えます。階層が上に行くほどに、リスクが高まります。

さらに例え話をすると、インターネットでも同じですね。ネット上で稼いでいる人は、ある意味で「インターネットのリスクを背負っている」とも言えます。例えば僕は「ブログやYouTube」から広告収入を得ていますが、仮にインターネットが止まってしまったら、僕の収入は途絶えます。

今の時代だと、どう考えても「インターネット=止まらない」という常識ですよね。しかし昔は「インターネット=不安定」という時代もありました。ブロックチェーンやイーサリアムも、将来的には「完全に安定」と言われると思いますが、現状は「生まれて間もない状態」なので、まだまだ不安定で、リスクがある状態です。

ポイント③:ブリッジの利用は要注意

ここ最近だと、ブリッジ系のプロジェクトが増えています。ブリッジとは言葉のとおりで、それは「橋」を意味します。

ethereum bridge

上記の感じで、イーサリアムと他のチェーンを繋ぎます。詳しくは「ブリッジの重要性・危険性について解説する」の記事を読んでほしいですが、結論だけ書いておきます。下記の画像をご覧ください。

ethereum bridge money

上記のとおりで、つまり「ブリッジの中間には、お金が溜まる」という性質です。こういった性質から、最近は「ハッキング被害」が多いです。なのでブリッジを使う際には、よく調査をして、その後に使った方が良いと思います。

なお現在の僕は、ほぼブリッジを使っていません。まだまだリスクが高いので、大きな資金を入れるには不安があります。繰り返しですが、ブリッジの基礎を学ぶ際には「「ブリッジの重要性・危険性について解説する」の記事をご活用ください。

ポイント④:支払われるコインが重要

DeFiの利回りは「コイン」で支払われます。ここが重要です。

例えば「Curve」というプロジェクトで運用した場合は、大半の利回り報酬が「CRV」で支払われる場合が多いです。下記の画像をご覧ください。

curve_base_apy_reward_apy

ちょっと見づらいですが、画像の赤枠の部分が「ベースの利回り」で、青枠の部分が「ボーナス報酬の利回り」です。多くの人は、数字の大きい「青枠」の部分に着目しますが、しかし下記をご覧ください。

  • ベースの利回り → プールを構成するコインで支払われる。仮にETHをプールに入れていた場合は、利回り報酬は「ETH」で支払われる。
  • ボーナス報酬の利回り → 基本的にはCRVで支払われる。CRVはCurveが発行するコインで、価格変動が激しいです。

上記のとおり。つまり大切なことは、表面上の利回りが高かったとしても、配布されるコイン価格が下がっていけば、あまり意味がないです。

例えば「有名じゃないプロジェクト」では、高い利回りを売りにする場合が多いです。仮に僕が「マナブ・スワップ」というDeFiを作ったとして、そこで利回り報酬を「年利100%」に設定することもできます。

なぜなら「僕がマナブ・スワップの創設者」であり、かつ自分で大量の「マナブ・スワップ・コイン」を保有しているからです。なので「マナブ・スワップ・コイン」をバラ撒くことで、高い利回りを出せます。

しかし言うまでもなく、、僕が発行する「マナブ・スワップ・コイン」が大暴落したら、どうなりますか? 高い利回りは「水の泡」ですよね。注意しましょう。

ポイント⑤:利回りの予測は疑うべき

DeFiマーケットを見ていると、大きすぎる利回りを散見します。例えばですが、下記にある「Uniswapの利回り予測ツール」をご覧ください。

uniswap_v3_apy_calculator_metacrypto

上記では「USDC-ETHプール」の利回りが「85%」と表示されていますが、これはズレていると思います。他にも似ているツールがあり、例えば「Uniswap V3 Fee Calculator」があります。こちらのツールだと、下記のような結果が出ます。

Uniswap_V3_Fee_Calculator_USDC_ETH

上記だと「利回り30%」ですよね。別のツールを使うことで、これだけの差が出ます。なお、僕は実際に「USDC-ETH」のプールに資金を入れていますが、実際の利回りは「約10%くらい」が目安だと思います。ツールなどの数字は、あくまで「参考程度」が良いですね。

ボーナスの利回りにも注意しよう

例えば「Balancer」というプロジェクトを例にします。まずは「下記の赤枠」をご覧ください。

Balancer_Pool_wstETH_WETH

上記を見ると、利回りは「5%」と記載されています。しかし利回り部分に「マウスホバー」をすると、下記のデータが出てきます。

Total APR:5%
 ∟ Swap Fees APR: 0.01%
 ∟ Liquidity Mining APR: 4.99%

上記のとおり。要するに「本来の利回りは0.01%」だけど、現状は「流動性ボーナスがありますよ」という意味です。

そして注意すべきは「Liquidity Mining APR = 流動性マイニングの利回り」は「変化する」ということです。現状は「約5%」に設定されていますが、今後は下がる可能性があります。運用しつつ、チェックしておく必要がありますね。

というわけで、以上が「DeFi運用における基礎知識」です。日本だと、ここまで詳しく理解している人は少ないはず。

僕は「DeFi=金融の未来」だと思っているので、今から運用しつつ学習していると、将来的に「大きな知識での優位性」が生まれると思っています。そして記事後半では、僕が実際に運用する「ポートフォリオ」を公開します。

2.僕のポートフォリオを公開

crypto portfolio

結論は、下記のとおりです。

  • Uniswap:資金の大半を運用。最も信頼しています
  • Aave:ステーブルコインの「借り入れ」に使います
  • Curve:レイヤー2のアービトラムで運用しています
  • Convex:伸びしろと判断したので投資しています

上記のとおり。年利は「約10%」です。1つ1つを解説します。

Uniswap:資金の大半を運用。最も信頼しています

具体的には、下記プールを使っています。

  • ETH-USDC:年利10%くらい
  • BTC-USDC:年利10%くらい
  • BTC-ETH:年利7%くらい

Uniswapには「1.5億円」くらいを投下しています。なので、年間で「1,500万円」の不労所得です。これだけで暮らせますね。

利回りは利確せず、基本的に「BTCやETH」の状態で保有しています。利確したい場合は、その都度で利確できますが、僕は利確しません。BTCやETHは、まだまだ伸びると思っています。特にBTCに関しては、僕は強気です。

Aave:ステーブルコインの「借り入れ」に使います

Aaveでは「BTCの預け入れ → USDCの借金」で使っています。多くの人は「なぜ、借金をするのか?」と考えそうですが、その理由は「BTCを売らず、かつ、高い利回りを実現したいから」です。

先ほどに僕は「BTC-USDC」のプールを使っている話をしました。このプールを使う際には、言うまでもなく「USDC」が必要ですよね。なのでDeFiの初心者だったら、たぶん「部分的にBTCを売る → USDCを獲得する → プールに資金を入れる → 10%の利回りを得る」という方法を使うはず。

これでもいいのですが、僕は異なる方法です。僕の場合は「一部のBTCをAaveに預ける → USDCを借りる → 借りたUSDCを使って、プールにコインを入れる → 10%の利回りを得る」という感じ。この方法だと、BTCを売らずに運用できます。BTCに対して、強気の運用ですね。

なお、Aaveを知らない方は「有名なDeFiプロジェクトを8つ紹介します」の記事をどうぞ。Aaveだけじゃなく、UniswapやCurveも深く学べます。

注意点:Aaveでは「資金の没収」が起こります

Aaveを使う際には、必ず「Health factor」を確認しましょう。この数値が「1」を下回ってしまうと、担保資産が没収されます。例えば「BTCの預け入れ」をしていた場合は、そのBTCが没収されます。

多くの人は、ここで「怖いな…」と感じますよね。しかし「Aave Liquidation Calculator」のツールを使えば、簡単に「資金の安全レベル」を確認できます。もしAaveを使う場合は、このツールも覚えておきましょう。

Curve:レイヤー2のアービトラムで運用しています

Curveに関しては、アービトラムで運用しています。使っているプールは「tricrypto」の「USDT-BTC-ETH」です。年利は「10%」です。

なおアービトラムとは、Ethereumのレイヤー2です。レイヤー2を知らない方は「Ethereumの基礎講座」をご覧ください。レイヤー2は、ここ最近で「最も重要な領域」です。

なぜ、レイヤー2を使うのか?

基本的にレイヤー2だと、手数料が安いです。例えば「Ethereum上のUniswap」のプールを使う場合だと、資金投入の際に「3,000円〜8,000円」くらいの手数料(=ガス代)が発生します。しかしアービトラムなら、ほぼ0円です。これがメリットですが、僕は別の視点で考えています。

先日に「約1,500万円」が降ってきた話

先日に「BAYC」というNFTコレクションが「Ape Coin」を配りました。僕は「BAYCのNFT」を持っていたので、コインを獲得しました。

ape coin

そして驚くことに、価格は「1,500万円」です。いきなりコインが配布されて、その価格が「1,500万円」ですよ。この業界はバグってますよね。※補足:僕は「1ApeCoin = 13ドル」のときに利確しました。

金持ちになりたいなら、間違いなく「IT業界」か「金融業界」がオススメですが、クリプトの世界は「金融 × IT」なので、収益性がハンパないです。なお、僕は全てのApeCoinを利確して、その後に「UniswapのETH-USDCプール」に移動しました。このプールの利回りは10%です。お金増やしループですね。

そして、僕がこの話をする理由は「今後も歴史は繰り返すから」です。言うまでもなくですが、BAYC以外にも有名プロジェクトは多いですし、レイヤー2の中では「アービトラム=かなり有名なプロジェクト」です。

そしてアービトラムは、まだコインを配布していないんですよね。こういった背景から、僕の戦略として「早い時期からアービトラムを使っておく → 将来的なコイン配布に期待する」という感じです。僕はアービトラムの初期ユーザーなので、今後のコイン配布に期待です。

Convex:伸びしろと判断したので投資しています

最後にConvexの紹介です。使っているプールは「USDT-BTC-ETH」です。Convexに関しては「Curve War」という話を理解したら、価値が伝わるはず。

とはいえ、ここで「Curve War」を解説すると、それだけで「5,000文字」くらいが必須なので、詳しくは「2022年の”仮想通貨トレンド”を追いかける為に必要な知識:後編」をご覧ください。ここで「Curve War」を取り上げました。

Convexは、少しだけハイリスクな話

記事前半で掲載した画像を、再度掲載します。

crypto_defi_pyramid.jpg

上記において、Convexは「Uniswap」や「Curve」よりも「上の位置」に存在します。画像には表示されていませんが、要するに「相対的にリスクは高め」ということです。ConvexはCurveのリスクを引き継ぎますので、Curveにバグがあった場合は、Convexも同時にオワコン化します。なので投資をする際には、気をつけましょう。

僕のポートフォリオの特徴

基本的には「かなりの安全型」です。投資で消耗したくないので、安心して寝れるポートフォリオにしています。投資は放置して、自動でお金を増やします。そして空き時間を使って、最近は「イーサリアムのプログラミング」を学んでいます。

投資でガチャガチャとお金を動かすよりも、本質的な「スキル学習」に時間を使うほうが、結果として「投資リターン」も高まると思っています。

なお、DeFiに詳しい人からしたら、僕の運用は「ショボすぎる」と思います。さらにリスクを取れば、利回りは「3〜5倍」くらいに増やせます。一時期は「ハイリスクな運用」をしていたのですが、消耗したので辞めました。

なお、ハイリターンのDeFiを学びたいなら、海外メルマガの「DeFi Alpha by The Defiant」がオススメです。ここを読めば、普通にお金を増やせると思います。

知識があると、お金が増える時代

というわけで、今回は以上です。見る人によっては、今回の記事は「宝の山」だったはず。資金量の多い人なら、簡単に資金を増やせます。

資金量が少ない人でも、先ほどに紹介した「DeFi Alpha by The Defiant」といったメルマガを読んでいたら、無限にチャンスが見つかります。

仮に現在の僕が「資金量の少ない状態」だったとしたら、間違いなく「DeFiやNFTへの鬼コミット」をします。最近だと「Terra」や「Fantom」といったブロックチェーンで「高利回り」が出ていました。しかし直近は、落ち着いてきています。

こういった情報は、海外ニュースを読んでおけば、間違いなくリーチできます。それだけで、高い利回りでお金を増やせます。

最初は「DeFi=完全に意味不明で難しい」と感じるかもですが、過去の僕もそうでした。意味不明と思いつつも触っていたら、徐々に理解できた感じです。いったん理解できると、DeFiの世界が楽しくなるはず。興味ある方は、ぜひ行動してみてください。


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