過去に読んで、本当に良かった本【かなり厳選して紹介しました】

こんにちは、マナブです。
先日に、下記のツイートをしました。

本サイトの「Books」にて、僕が読んだ本を掲載しています。ステマなしで、読んだ順番に、すべてを掲載しています。

しかし途中で離脱した本は、掲載していません。つまり掲載されている本は、僕が全てを読んでみて「本当にオススメできる」と思った本だけです。

しかし、、1つ問題があります。というのも、当サイトは「2022年12月」に立ち上げたので、過去に読んできた良書を掲載できていません。なので、このページに「過去に読んで、本当に良かった本」を、まとめて掲載しようと思います。

狼たちへの伝言:僕の人生を狂わせた1冊

狼たちへの伝言:僕の人生を狂わせた本

僕が初めて起業をした際に、パートナーから勧められた1冊です。

これから「強く生きたい」と考える若者にオススメします。

結果を書くと、パートナーとはトラブルが起き、裁判も起こりました。しかし今となっては、深く感謝しています。甘ちゃんだった僕の精神は、当時の経験で鍛えられました。

鍛えられすぎて、一時期は「うつ病」になるのではと懸念するくらい落ち込みましたが、その過去があるからこそ、今があります。強くなれる1冊です。

» 狼たちへの伝言(著:落合 信彦)

スティルライフ:混濁とした精神の中で読んだ1冊

スティルライフ:混濁とした精神の中で読んだ1冊

先ほどの「起業」に関する話の続きですが、僕は起業に失敗し、裁判なども起こり、精神が絶望していました。そのときに、たまたま見つけた1冊です。とにかく文章が美しい。

当時の僕は26歳。調子に乗って起業をして、友人とは違う道を生きて、しかし3年ほど頑張った上で、すべて失敗して、所持金が0円になっていました。

それだけじゃなく、交友関係もズタズタになり、完全に孤独でした。そういったメンタルのときに、実家で引きこもりつつ、これを読みました。

寿命が千年ないのに、ぼくは何から手を付けていいかわからなかった。何をすればいいのだろう。仮に、とりあえず、今のところは、しばらくの間は、アルバイトでもして様子を見る。そういうことだ。十年先に何をやっているかを今すぐに決めろというのはずいぶん理不尽な要求だと思って、ぼくは何も決めなかった。社会は早く決めた奴の方を優先するらしかったが、それはしかたのないことだ。ぼくは、とりあえず、迷っている方を選んだ。

上記の言葉は、当時の僕を救いました。イキって起業したにも関わらず、完全なる失敗でダサすぎて、頼れる友人も失ってしまい、本当にキツかったです。

しかし美しい文体に癒やされ、落ち着いて人生を考えれるようになりました。言うまでもなく、著者の「池澤夏樹さん」にハマっていまい、すべての書籍を買いました。素晴らしい作家さんです。ありがとうございます。

» スティル・ライフ(著:池澤夏樹)

竜馬がゆく:人生の「再挑戦」の後押しになった1冊

竜馬がゆく:人生の「再挑戦」の後押しになった1冊

スティルライフからの続きですが、起業失敗した僕は「絶望&引きこもり → しかしスティルライフで癒やされる → この先はどうしよう…」との気持ちでした。

しかし、再度ですが下記をご覧ください。

寿命が千年ないのに、ぼくは何から手を付けていいかわからなかった。何をすればいいのだろう。仮に、とりあえず、今のところは、しばらくの間は、アルバイトでもして様子を見る。そういうことだ。

この文章のおかげで、落ち着いていました。そして僕は「ゆっくり小説でも読むか」と考えました。そこで、なんとなく手にとった1冊が「竜馬がゆく」です。中古本が1円だったので、財布が傷まない、という理由で買いました。

読んでみて思ったこと:自分の弱さに絶望

ざっくり書くと、下記のような内容がありました。

  • 竜馬が数多くの挑戦をする
  • その過程で何度も死にかける

ざっくり書きすぎですが、でも、ここが重要でした。
そして僕は、下記の心境になりました。

「竜馬は何度も死にかけている…。でも自分は起業に失敗して、たかだか貯金が0円になり、交友関係とかも崩壊しただけ。でも、全くもって死にかけていないし、、自分は雑魚すぎる」

この本の読了後には、大きなエネルギーをもらいました。

竜馬が死んでしまったことはショックでしたが、しかし自分も再度挑戦をして、また目指したい人生を歩んでみようと。そこから動き、だからこそ今があります。

» 竜馬がゆく(著:司馬 遼太郎)

黄金の羽根の拾い方:効率的に生きるための入門書

黄金の羽根の拾い方:効率的に生きるための入門書

学生時代に、ある経営者にお会いしました。そのときに「黄金の羽根はヤバい」という話を小耳に挟み、秒速で買いました。

読んだけど、理解できなかった話

しかし、僕は「小耳に挟んだだけ」であり、経営者からオススメされた訳ではありません。そして読んでみて思ったのですが、ぶっちゃけ理解度は「30%」だったと思います。

しかし所々で「おぉ、、こんな方法があるのか…」との気付きがあり、そこから「税制」だったり「海外移住」に興味を持ちました。

その後に僕は海外就職をして、起業などしましたが、その過程で「2回」くらいは再読しました。すると中身がわかるようになってきて、現在なら「スラスラ読んで、100%の理解度」だと思います。

このような知識は、学校では教えてくれません。情報としては若干だけ古くなりつつありますが、本質を学べるはず。効率的に生きたい方には、是非読んで欲しい1冊です。

» お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方(著:橘玲)

マネーロンダリング:僕の「生き方」を決めた1冊

マネーロンダリング:僕の「生き方」を決めた1冊

先ほどに紹介した「黄金の羽根の拾い方」は、著者が「橘玲 (たちばな・あきら) さん」です。そして、ここで紹介する1冊も、著者は同じです。

タイトルは怪しいかもですが、圧倒的に面白い小説です。

主人公の工藤が、香港に住みつつ「節税コンサル」をしている話です。海外税制に詳しく、日本から怪しい案件が流れてきて、それを処理しています。

このような生き方を見たときに、僕はシンプルに「効率的すぎて、賢い生き方だな」と思いました。なので実行しました。

書籍を参考にしつつ、人生設計した

現在の僕は資産を「タイ、シンガポール、ドバイ」に分散しており、移住権は「タイとドバイ」で取得しています。法人は「マレーシアに1社、ドバイに2社」でしたが、最近は「ドバイの1社」に統合しました。

完全合法的に「無税」を実現しており、賛否両論もありそうですが、しかし新卒から海外就職をしており、日本で正社員として働いたことがない僕からすると、これが合理的であり、正解だと思いました。

今から8年ほど前には、小説の主人公に憧れつつ、本を読んでいました。しかし今となっては、たぶん主人公と似たような知識レベルです。人生を極限まで効率化して、リスク分散したい方にオススメです。

» マネーロンダリング(著:橘 玲)

7つの習慣:大きすぎる気付きがあった1冊

7つの習慣:大きすぎる気付きがあった1冊

学生時代のインターン先で、僕があまりにも仕事が出来ず、ひたすらに上司に怒られていました。3ヶ月後に逃げたのですが、それはさておき。

その時の上司から「本くらい読め」と言われて、落ち込みながら書店に立ち寄って、とりあえず買ってみた本です。

当時22歳だった僕は、全く本を読んでいませんでした。面倒だなぁ、、と思いつつ読んでみて、同時には「これを読まないと、また怒られそうで怖いな」とも思っていました。

僕の心に刺さった1つの文章

ぶっちゃけ大半は忘れたのですが、今でも1つだけ覚えています。

  • 人間は「入力」があったときに、その「反応」を選べる

上記のような内容であって、要するに「犬と人間の違い」です。犬だったら、痛い時は「キャン!」と言います。でも人間の場合は、痛くても「これは良い刺激だ」と耐えたりできます。著者は、これこそが「人間と動物を分けるもの」といった記述をしており、納得しました。

上司から怒られること=反応を変える

繰り返しですが、当時の僕は「怒られまくりの営業マン」でした。3ヶ月ほど働いたのに、1件も成約できず、電話対応とかも下手くそです。

しかし「7つの習慣」を読んでからは、上司に怒られても「これは成長への道なので、すべてを糧にしよう」といった思考になれました。しかし辛くて3ヶ月で逃げました。スイマセン。

でも、ここでの気付きがあったので、その後に人生でも「なにかの試練がある→受け取り方を変えて、自分の糧にする」といった思考を持てたと思っています。

» 7つの習慣 人格主義の回復(著:スティーブン・R・コヴィー)

自分のアタマで考えよう:論理思考を学べた1冊

自分のアタマで考えよう:論理思考を学べた1冊

お金を稼ぐには、間違いなく「論理思考」が大切だと思います。

Webサイトから売上を作る公式

Webサイトへのアクセス × 広告のクリック率 = 売上

例えば上記の感じで、要するに「変数が2つだけ」です。この「変数=変動する数字」の考え方が重要だと思っており、色々な分野で活用できます。

SNSフォロワーを増やす公式

例えば「Twitter」の場合は「ツイートの表示回数 × プロフィールへの誘導数 × フォローされる確率 = フォロワーの増加数」といった感じ。

よく分からんと思うかもですが、こういった思考は「訓練」で身につきます。

僕も、元々は「論理思考がゼロの人間」でした。なのでロジカルな友人から「おまえの論理は、ガタガタじゃん(笑)」と笑われていました。

しかし、この書籍を読みつつ、その後も関連書籍を読んだり、あと日常的に考える習慣を作っていくと、徐々に改善できました。

いわゆる「頭の良い人の会話」には、その裏側に「ロジック」があります。このような思考を学びたい方には、完全にオススメな1冊です。

» 自分のアタマで考えよう(著:ちきりん)

隷属なき道:同年代である著者に対して脱帽した1冊

隷属なき道:同年代である著者に対して脱帽した1冊

著者は「ルトガー・ブレグマン」という方なのですが、世界的に有名なジャーナリストです。

僕は昔から、ジャーナリストになりたいと思っていました。しかしジャーナリストになるには知名度が必要だし、あとは「ある程度の資金」も必要だと思ったので、いったん挫折しました。それはさておき。

この著者は「1988年生まれ」であって、僕の「2歳上」なんですよね。最初に書籍を読んだときには、その内容があまりにも濃いので「どこかの年配が書いているはず」と思ったのですが、同年代と気付き、衝撃を受けました。

また最近では「希望の歴史」という本も出しており、これは「ユヴァル・ハラリ氏」が推薦をしています。ハラリ氏はサピエンス全史の著者です。

著者は「先進的なWebメディア」も運営

またルトガー・ブレグマン氏は「The Correspondent」というメディア媒体を運営しており (※現在は資金難で停止済み) 、当時としては「かなり最先端なメディア」でした。

広告に頼らない運営スタイルで、すべてがサブスクです。しかし「サブスク」という言葉が広まる前の時代でもあったので、だから資金難になってしまい、そこで運営停止となったのでは、、とも思っています。

しかし今でも思いますが、The Correspondentのようなメディアこそが、将来的には繁栄すると思っており、間違えいなく「ルトガー・ブレグマン氏」も、そのような思考を持ち、また行動を起こすのでは、と思っています。

スイマセン。書籍の説明が少なかったかもですが、とはいえ読んでみることで、間違いなく衝撃を受けるはず。

世の中で「正しい」と言われている事実を、根本から疑う姿勢。そして、その解明のために圧倒的に労力を注ぐ著者。とにかく学びが深く、生き方としてカッコいいです。ぜひ読んでみてください。

» 隷属なき道(著:ルトガー ブレグマン)


というわけで、記事は以上です。
僕が読んできて、本当に良かった本を厳選しました。


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