AIの現在地+未来とは【東大のAI研究所に所属する友人に聞いてみた】
※音声解説は「YouTube、Voicy、Spotify、Apple Podcasts」からどうぞ。
こんにちは、マナブです。
こういった疑問に答えます🙋♂️
AIがバズワードだけど、どこまで学べばいいの? 最先端を追うのは無理そうだけどトレンドは抑えたい。AIの現在地と未来、更に現時点で触るべきAIも知りたいです。
今回は「AIの現在地+未来」と「現時点で触るべきAI」を書きます。僕自身もAI情報を追っていますが、同時に「東大の松尾研」に所属する友人にもヒアリングしました。
1.AIの現在地と未来
現在地を「2つの点」から考察します。
- その①:マルチモーダルAIの普及
- その②:データ分析系AIが出てきた
それぞれを下記にて、深堀りします。
- その①:マルチモーダルAIの普及 → テキスト、画像、音声出力を搭載したAIのこと。ChatGPTが代表例です。ここに「動画」も組込まれる未来です。
- その②:データ分析系AIが出てきた → まだ初期段階。有名なのはSalesforce社が買収したTableauやMicrosoftのPower BIです。
データ分析系に関しては、まだ個人レベルの活用だと早すぎる印象。とはいえ気になるなら触ってみるがベストなので、興味あれば是非です。
次の重要ステップはAGI
AGIとは、AIが人間を超える地点。ここは人により意見が異なります。
- ChatGPT創業者:2025年
- イーロンマスク氏:2025 ~ 2026年
- 孫さん(ソフトバンク):2026 ~ 2027年
最速で2025年。遅くとも2027年。早すぎてビビります。更に深堀りします。
AIが進化する5ステップ
ChatGPT創業者であるサム・アルトマン氏はAIの進化を5ステップで語ります。
- ステップ①:チャット型
- ステップ②:推論思考型 ←現在地
- ステップ③:自立稼働型
- ステップ④:科学革新者
- ステップ⑤:組織レベル ←AGI達成
それぞれを下記にて、深堀りします。
- 推論思考型:チャット型よりも思考が深い。ChatGPTのo1型を指します。
- 自立稼働型:タスク依頼したら勝手に実行してくれます。要するにAI秘書です。
- 科学革新者:AIが自動で課題発見して解決してくれる。AIマネージャーです。
- 組織レベル:これがAGIです。AIが組織レベルの知識を持つようになる。
進化の流れは「秘書 → マネージャー → AGI」です。AGI時代では全員が「企業レベルの知識と行動力を持つ時代」です。これが早ければ2025年に完成する。マジですか。
友人から聞いた内容とは
東大の松尾研に所属する友人が言うには、AGIの時期は完全に不明とのこと。その理由は、現在技術の延長線にAGIが見えないため。また下記の意見も貰いました。
- 研究者Aの意見:OpenAI社の内部では、AGIに近いものが出来たのでは?
- 開発者Bの意見:AGIの時期も進度も不明。いきなりAGIが来たら農業するわ。
以上が、AIの現在地と未来です。後半では「触っておくべきAI」を書きます。
2.現時点で触るべきAI
自分の業務効率化に役立つ場合、是非触ってみるべき。下記参考です。
- 言語:ChatGPT, Claude, Gemini, Perplexity
- 画像:Adobe Firefly, Canva, SDXL
- 音声:CoeFont, ElevenLabs, Applio, Style-Bert-VITS2
- プログラミング:Replit Agent, Cody, Microsoft Copilot
上記は、僕と友人が使っているAIです。変化が早いですが、参考例として。
僕の使い方は「リサーチや相談」です。リサーチでは複数AIに聞いてます。相談するときは、例えば「この記事に足りない要素は?」といった感じ。良い相談相手です。
あとYouTube要約は本当に便利です。Chrome拡張機能の「YouTube Summary with ChatGPT & Claude」をどうぞ。回数制限があるけど無料です。
最重要はまず考えること。
AIはパートナーです。その上で、次のプロセスを見てください。
- 手順①:思考する
- 手順②:作業する
- 手順③:完成する
AIは「手順②の作業」を大幅削減します。そしてアウトプットを良くするには、入力が大切です。要するに「思考」の部分。ここが浅い限り、浅い思考に沿ってAIが動くので、成果物も浅くなります。
最先端を追う必要はない
情報はすぐに陳腐化するので、最先端を追う必要なし。発信で稼ぎたいなら最新を追っても良いですが、トレンド発信で稼ぐのは難しい未来です。なぜなら下記のとおり。
- ステップ①:チャット型
- ステップ②:推論思考型 ←現在地
- ステップ③:自立稼働型
- ステップ④:科学革新者
- ステップ⑤:組織レベル ←AGI達成
AI進化の次ステップが③で、要するに「AI秘書」の時代です。トレンドを追いたいなら、AI秘書に依頼できますよね。速度でAIには勝てません。
それなら逆張りが良いと思っており、要するにゆっくり学ぶスタンスを取る。こういった人は増えるはず。なので本の価値が見直されると思います。
内容まとめ:復習します
下記に、ざっくり要約を書きました。
- AIの現在地は「マルチモーダル型AI」が増えてきた段階
- AIの未来はAGI。人間の知識を超える。これが来年かも
- 現時点で触っておくべきは、自分の業務効率化できるAI
- 思考停止はNG。考える作業が浅いとAI回答も浅くなる
- 最先端を追う必要なし。自分なりのAI活用を考えるべき
以上。という訳で、まずはAIを使ってみましょう。下記参考です。
- ChatGPTやClaudeで色々とビジネス相談してみる
- YouTube要約プラグインで、情報収集を効率化する
- Adobe FireflyなどでAIでの画像生成を試してみる
完全初心者なら、このあたりでOKです。またAI情報は僕のXから発信します。しかし大量には発信しません。必要なときだけ厳選します。本記事のような感じ。以上です🙋♂️
※PS:普段の思考やビジネス戦略は「積み上げメルマガ」から発信しています。