【読書ログ】稼ぎたいならキャバクラへ行け【時代の変化を感じる本】

勢いに乗っている林さん( = 著者)を見て、思考を学ぶために買いました。時代の空気感を感じます。例えば下記です。

林が提唱したいのはこんな起業家の姿だ。「資金は調達せず自己資金の最低金額で始め、地味でも実際にすぐ黒字になるサービスをつくり、オフィスは雑居ビルもしくは自宅、喫茶店で賄い、資金を温存し黒字を出しながら急激な成長を目指し、上場にはこだわらない」これが林的に近年のイケてる起業家の姿だ。

以前は「個人がネットで稼ぐ」というトレンドだったけど、現状は「個人でスモールビジネスを起業する」というトレンドという感じ。

ネット発信だけでは稼ぎづらい時代なので、低コストで始めることが出来るビジネスが伸びており、林さんが実施する「FC = フランチャイズ」も波に乗っている。

その他に気になった部分も、下記で引用します。

本質的に無駄な仕事とは

起業するのがなぜいいのか。それは「意味のある仕事をする癖」がつくからである。例えば手書きのエントリーシート、行きたくもない企業への就活など、実は世の中意味のないことも多い。しかしみんながやるから、会社の指示だからということでやらざるを得ない。

SNSの運用サポートで稼げる

『林顧問制度』で顧問先の全国の社長さんたちとお会いしていてよく聞くのが、企業側の「YouTubeをやりたいんだけどどうしたらいいかわからない」という声だ。それだけSNS運用はニーズがある。しかも、そのニーズは若者からすれば「え?マジ?そんなんでいいの?」ということばかりだ。

YouTubeの企画、撮影、編集は少しハードルが高いかもしれないが、正直、世の中の結構儲かっている社長さんで「Xの更新をどうしたらいいかわからない」「インスタでなにを投稿したらいいのか……」という悩みのレベルの人はごまんといる。現代の若者からすれば「え?なんでそんなことできないの?それを投稿するだけで月々数万円とか数十万円貰えるの?」と驚くお仕事内容だ。

若者はお金はないがSNSに慣れ親しんでいる。中小企業のオーナー社長はお金はある程度稼いでいるが、SNSのやり方がわからず困っている人が多い。その格差を狙うだけでかなりのお仕事がある。これだけで正直、フリーランスとして独立は可能だし、株式会社化するのも十分にできるし、実際にそのような事業内容で起業している若者はめちゃくちゃいる。

自分が欲しい友達になる

私の好きな言葉にビートたけしさんの「友達」という詩がある。引用させていただくと、困った時、助けてくれたり自分の事のように心配して相談に乗ってくれるそんな友人が欲しい。馬鹿野郎、友達が欲しかったら、相談に乗り心配してやる事だ。そして相手に何も期待しない事。これが友達を作る秘訣だ。というものだ。ここに本質が詰まっていると思う。自分にこんな友達が欲しいなと思うなら、そういうひとにまず自分がなるといいということ。

» 稼ぎたいならキャバクラへ行け (著者:林 尚弘)


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