【読書】Say It Well【オバマ元大統領の演説ライターがノウハウ公開】
書店で目に止まって買った本。
オバマ氏のスピーチライターが、ノウハウを公開。
YouTubeや発信に使えそうなので読んでみた。
結論は、前半は良かったけど、後半は失速した本だった。
前半部分からの学びを、引用しつつ掲載します。
Sometimes Obama used it, like when he said, "My job is not represent Washington to you, but to represent you to Washington."
私の仕事は「あなたの為に、ワシントン市の代表になること」ではない。正しくは「あなたを、ワシントン市の代表にすること」です。
「自分がリーダーではなく、全員がリーダーとして動くべきだ」という理論。全体のモチベーションを高める言い方だと思う。
I think the starting point for effective speaking is they have a sense of who they are and what they believe. ー Barack Obama
相手に刺さるスピーチをするには、まずは「自分が何者であるか」と「自分の信念」を明かすべき。ー バラク・オバマ
良いスピーチの第一歩は、自分の信念と立場を明確にすること。
My father was a foreign student, born and raised in a small village in Kenya. He grew up herding goats, went to school in a tin-roof shack.
While studying in America, my father met my mother. She was born in a town on the other side of the world, in Kansas.
They would give me an African name Barack, or "blessed," believing that in a tolerant America your name no barrier to successs. ー Barack Obama
私の父はアメリカの留学生で、ケニアで生まれ育った。ヤギの世話をして、トタン屋根の小屋から学校に通った。
父がアメリカで学んでいる最中に母と出会った。母は父からすると、地球の裏側で生まれている。場所はカンザス・シティです。
両親は私にアフリカの名前を与えた。それが「バラク」です。意味は神の祝福。アフリカの名前を与えても、このアメリカという地では成功の妨げにならないことを信じて。 ー Barack Obama
「自分の立場と信念」を明確に伝える導入スピーチ。
Most important lessons of communication ー listening before you talk.
コミュニケーションでの最重要は「聞くこと」です。あなたが話す前に、まずは聞くこと。
発信でも同じ。この発信は誰に届けたいのか? 発信活動もコミュニケーションなので、相手が明確じゃないと心は繋がらないと思う。
He told the stories of the people he'd listened to back home.
オバマ氏は地元で人々から聞いた話を、スピーチでも語った。
権威性が強すぎる場合は、自分のストーリーを話しても相手に刺さらない場合が多い。そういった場合は「身近で出会った人のストーリー」を紹介しつつ、相手を鼓舞する。
He was an effective specie because he knew who he was.
オバマ氏のスピーチが魅力的なのは、彼が自分自身を理解しているから。
発信において自己理解は大切だと思う。
僕の場合は「自分 = このまま社会に出たら、消耗で死ぬと思っていた」という過去に向けて発信する。ここがベースです。
Give the speech that only you can give. 自分にした話せないことを話すべき。
常に発信では「自分にしか言えないこと」を混ぜる。
Once you have a draft of your remarks, count how many times you say "I ... me ... my ... myself" ー and then delete as much as you can.
下書きが完成したら、そこから「私は」とか「私の」とか「私自身」といった部分を探し、可能な限り削除すべき。
台本やブログからは、可能な限り「自分語り」を削除すること。
Obama before speech were so useful was because he often started with the same question: "What's the story we're trying to tell here?" An author before he was politician, he understood that good speech are good stories.
オバマ氏はスピーチ前に、必ず同じ質問をしていた。それが「ここで届けるべきストーリーは、何であるか?」です。政治家になる前は著者であったオバマ氏は、良いスピーチは良いストーリーであることを知っていた。
良いスピーチ = 良いストーリー。
つまり、適切なストーリーを届けることが大切。引用は以上です。
» Say It Well: Find Your Voice, Speak Your Mind, Inspire Any Audience
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