A Silent Language:美しい文体、世界観に癒やされる本

書店で気になって手にした本。

ノルウェーの作家で、ノーベル文学賞を受賞しました。
文学賞を受賞した作家だけあり、文章が綺麗で心地良い。

And for me, the act of writing is one of listening - when I write I never think it out in advance, I don't plan anything, I proceed by listening.

私にとって書くこととは、聞くことである。私は書くときに何も考えないし、何も計画しない。聞くことによって進めていく。

ブログや発信でも似ています。僕は文章を書く前に「設計」をするけど、それはあくまで、ペルソナと対話をする為。そう考えると、書くことは聞くこと。納得です。

One thing moved me more than anything else.

上記は本書の一節。英語で、体言止めのような書き方。
英語の書籍では初めて見ました。読みやすい文章になるので参考にする。

My early books got terrible reviews, and I decided that I simply had to stop listening to the critics. I had to trust myself and keep doing what I needed to do. If I hadn't decided that, I would have stopped writing forty years ago.

私の最初の著書は、酷い評価だった。そして私は決意した。批判に耳を傾けない。自分を信じ、やるべき事をする。この決断をしていなかったら、きっと40年前に書くことを辞めていただろう。

多くの人に勇気を与える一節。
文章でもそうだけど、ビジネス( ≒ アート)でも同じだと思いました。

新しい事業を作ると批判が届きますが、これからは基本的に無視します。
1つ1つの事業には目的があり、達成に向けて動きます。

傾けるべき声は、お客さんからの声。
ここ以外はノイズと考え、自分を信じて進みます。

not let the good reviews influence me any more than the bad ones

良い評価だとしても、それが自分に影響を与えないようにする

これも大切な思考。良い評価を貰って安心しても、それは慢心に繋がるだけ。自分を信じ、自分がやるべき事を追求したいと思います。

» A Silent Language (Jon Fosse)


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