【内容まとめ】医師が教えてくれない家庭の医学【高城式、健康術55】

最近はメンタル不調の人が増えています。僕も同じで、ほぼ回復してきたけど、たまに崩れます。

最近も崩れたので、本書を読んでみました。間違いなく学びのある一冊です。メンタル不調および、慢性的な不調がある方向けに要約しました。

読むのが面倒という方へ

全般的に読んで思ったことは、まずは「腸と日光」だと思いました。腸はストレスの影響を受けるので、まずは無理ない働き方をする。あとビタミンD3が不足するので日光を浴びる。かつサプリでも補給。ここが最も重要と考えます。

記事のもくじ

本書の結論:まずは遺伝子検査

人間の体は人それぞれです。なので遺伝子検査が重要。

自分が「本能」だと思っている「人生の青写真」を読み解くことができるのが、最新のSNPs検査(遺伝子検査)なのだ。

本書では「腸の重要性」も語られており、腸には別の検査があります。

自分の腸内および神経伝達物質を調べるのに最適な検査が「有機酸検査」である。これは自分の「現在のコンディション」を確認する検査だと言える。

僕も検査しようと思います。とはいえ、すぐに検査できない人も多いはず。なので下記にて、日常的に実施すべき内容をまとめました。

前提条件:まずは引いてみること

まず重要だと思ったことは次のとおり。

あらゆるものを「足す」より「引く」ことに重きを置くこと

以前の僕は「とりあえずサプリを飲みまくる」という生活でした。意味不明な量を飲んでおり、もはや適当です。

じゃあ体は健康になったのか? 結論は「NO」です。むしろ悪化しました。そこで思ったことは「自分の体を自分で観察すること」です。

当たり前すぎると思いますが、冒頭でも書いた通り、1つの正解が当てはまらない世界です。なので下記で色々な対処法を書きますが、まず始めに実行すべきは「足すより、引く」だと思います。

腸の大切さ + 具体的に整える方法

まずは腸に関する内容です。

「腸は第二の脳」などという言葉が蔓延しているが、僕はそう考えない。前述したように、ヒトの遺伝子の約 90%と同じ遺伝子を持つ脊椎動物の元祖ナメクジウオは、脳はないが腸があり、神経管がある。つまり、「脳は第二の腸」であると考えても良いほどだ。それほど、腸は大事なのだ。

いわば、頭(精神や性格、気分)の問題は、実はお腹(=腸)のゴキゲン次第。本書をお読みの読者の方々が、疾病や不調ならずとも「もっと楽しく生きたい!」「もっと頭の回転速度を上げたい!」とお考えなら、まずは腸を整えるのが、心身共々健康の第一歩である。

上記のとおり。じゃあ、どのように腸を整えるのか?

いったい、腸内環境を整えるには、どうしたらいいのだろうか? 僕のオススメは、惜しみなく「生きた良い乳酸菌」を入れて、「腸内リセット」することだ。「腸活」などという生やさしいものでは、この時代、もう対応できない。

腸の状態が良くないと自身で感じたら、短期間にリセットするのが最善策だ、と実感している。知る限りでは、日本で冷蔵販売による生きた乳酸菌サプリメントを販売しているメーカーは1社しかない。それが、クレア・ラボ社の製品である。

サプリを飲むのも良いですが、他にも対処法があります。

「遅延型フードアレルギー検査(=免疫力の検査)」では、僕が引っかかった卵を含め、 96 種類にわたってアレルギーを可視化できる。

しかし医師の中には、長年の臨床経験から、わざわざ「遅延型フードアレルギー検査」を受けなくても、まず現代社会において著しく食品の質が落ちている卵、小麦、乳製品をやめてみて、様子をうかがえば良いという医師もいる。

ビタミンD3不足 + メンタル疾患

これは大半の人に当てはまるはず。

必須栄養素であるにもかかわらず、現代人の体に圧倒的に足りていないのが「ビタミンD3」。日本人のおよそふたりにひとりが不足し、年齢を問わず血中ビタミンD3濃度は年々低下している。なぜならビタミンD3は、陽光が強い 10 時から 15 時の間に、日焼け止めクリームを使わずに週2回以上、 30 分以上外にいなければ体内生成されないからだ。

太陽に当たらなければ、メンタルに与える影響も想像以上に大きい。日照時間が短い北欧は、うつ病が多いことでも知られるが、太陽に当たらないと人はふさぎがちになり、やる気がなくなる。 実は、これもビタミンD3不足が要因だ。その理由は、D3血中濃度が低くなると、体は冬が来た!と思って準備をはじめ、エネルギー節約のためにダルくなり、冬場の危ない外出を抑えようと、うつに近い状態になるようにつくられているからだ。

これを読んでビタミンD3のサプリを買いました。どれくらい飲むか?

摂取量は、遺伝的体質などによってかなり個人差があるため、一概には言えないが、2020年版の「日本人の食事摂取基準」では、ビタミンDの摂取目安量が引き上げられ、 18 歳以上で340 IU(8・5)となった。

単位が分かりづらいですが、サプリ購入前にChatGPTなどに相談したら簡単です。

フィッシュオイル:頭がスッキリ

続いてはフィッシュオイルです。

フィッシュオイルに含まれるDHA・EPAは、血小板凝集抑制作用が強く、いわゆる「血液サラサラ機能」がある。血管の柔軟性や毛細血管での血行促進作用を高めることで、全身に血液が巡って酸素供給が良くなり、最近ではスポーツサプリとしても評価が高い。

さらに血行促進効果のおかげで、脳内への酸素供給も高まる。 考えてみれば、脳とその周囲の大半はオイルだ。事実、フィッシュオイルを摂っていると、頭がすっきりして回転が良くなるので、僕の場合はスポーツの後よりも頭を使うときに摂取することが多い。内緒だが、「お受験必須サプリ」とも呼ばれている。

こちらを読み、フィッシュオイルのサプリも取り入れました。

人体に蓄積するカビ毒 + 酵素風呂

続いては人体の「カビ毒」です。

カビ毒がどれくらい体内に蓄積してしまっているのか、また、どのカビ毒が多いのかをチェックする検査が「マイコトキシン検査」だ。現在、日本で詳細な検査結果を提供できる研究機関がないため、国内でサービスを提供しているクリニックを通じて、米国に検体を送らねばならないが、価値は十分にある。

特にカビ毒出しに使用しているのが、強力なデトックスツール「クロレラ」だ。なかでも石垣島産「ヤエヤマクロレラ」は、品質が高く、僕が知っている中で唯一、凝固剤や添加剤を使用していないピュアな製品である。

もし体内に、重金属や環境毒が、思いのほか溜まっていたら、どのように排出すればいいのだろうか? それには、快便を心がけ、時には医師に処方されたキレート剤を飲み、あとはひたすら汗をかくしかない。 人間のデトックス経路は尿、便、汗、髪の4つがあるが、この中で気をつけるべきは便と汗だ。

汗をかくことが体の毒素を出す上で必要不可欠なのは、改めて言うまでもないが、真冬の発汗は大変難しく、夏ほどデトックス効果が見込めないのも事実だ。そこで、酵素浴を利用する。

天然の発酵熱を利用し、専用の木箱に入るのだが、 50 ℃から 70 ℃近くまで温度が上がることもあって、せいぜい 10 分から 15 分程度しか入っていられない。その短時間に、自分でも驚くほどの汗が全身から吹き出すのだ。サウナより発汗性も高い。

以前にクロレラを飲んでいたのですが、効果の実感はゼロでした。もう飲まない予定ですが、しかし本書で知った酵素風呂は最高に気持ち良い。通います。

全体的に体が崩れている場合には

アーユルヴェーダの話です。

僕は、自分でバランスが崩れたと感じたときを見計らい、スリランカにあるいくつかのアーユルヴェーダ施設に、もう 10 年以上も通っている。

インドやスリランカの「シロダーラ」は、朝、 30 分から1時間かけて、額にポツポツとオイルを垂らしたあとにターバンを巻き、その油を 24 時間かけて頭部に浸透させる。これを数日続けるのだが、その間、情報を入れることは一切禁じられる。

会話や読書、ウェブやSNSの徘徊などもってのほか。つまり、脳内をデトックスするのである。これは、僕の知る限り、「世界最強の情報デトックス法」だと実感する。 施術後の感覚は、なんとも言いがたい浮遊感がある。

以前から気になっていたので、近いうちに訪問します。

補足①:基本的に小麦は減らすこと

知っている人も多いと思いますが、1つ補足です。

小麦は、グリアジンを大量に含み、化学肥料と農薬を残留させる機能を持たせることで天候や疾病に強い品種として生まれ変わったが、そのため腸壁や血液脳関門を壊してしまう問題を 孕んでいたのだ。 ミリオンセラーになった『小麦は食べるな!』(日本文芸社、2013年)を執筆したウイリアム・デイビス医師は、我々が食べている小麦は「もう小麦とは呼べない」と断言している。

補足②:食べ物はよく噛んで食べる

もう1つだけ補足して記事を終えます。

噛む回数が少なくなったことで、明らかに体への悪影響が出ている。口溶けの良さから、ほとんど噛まずに食べ物を飲み込むことになり、胃腸に負担がかかっていく。

さらに 顎 や 頬 の筋肉が衰えたことで「口呼吸」をする人が増え、舌を正しい位置に収めることができず、歯並びが悪くなり、歯周病になりやすくなる。適宜顎を動かさなければ、末梢の神経を通して脳に刺激がいかないため、認知機能の低下にも直結する。

僕は、玄米を食するときに、ひと口 70 回ほど噛むように心がけている。50 回から 70 回も噛んでいると、その間に味が変わり、食材の「本当の味」がわかるようになるのは面白い体験だ。一度、ぜひお試しいただきたい。

以上です。全般的に読んで思ったことは、まずは「腸と日光」だと思いました。腸はストレスなど影響を受けるので、無理ない働き方をする。

あとビタミンD3が不足するので日光を浴びる。かつサプリでも補給。ここが最重要と思ったので実行しつつ、時間を作って遺伝子検査をします。

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