真面目にマリファナの話をしよう:大麻の歴史+医療効果を学べる本
本の概要
マリファナ・ビジネスの最前線を追う。合法化にいたるまでの歴史を追うと、ガン、エイズ、緑内障などの医療使用解禁派の存在や、政治家の思惑、リーマン・ショックによる行政の財政難も見てきた。前代未聞のノンフィクション。
読んでみて思ったこと
タイで「医療大麻」が合法化され、街に変化が起こりました。
タイの「マリファナ産業」の話😌
— Manabu (@manabubannai) December 30, 2022
ご存知の方も多いと思いますが、タイ王国は「今年の6月」から「医療大麻の合法化」をしました。僕はタイに住んでいたので、恐ろしいほどの「急成長」を見てきました。ビジネス視点から、すこし解説します pic.twitter.com/lVibERgFcV
個人的に「マリファナについて、深く学んでおきたい」と考えたので、本書を手に取りました。ハイライトをしつつ、辞書的に読みました。濃密に書かれているので、価値ある本だと思います。
僕のハイライト
医療の世界では、「カンナビス」と呼ばれるこの植物が、今、たくさんの疾患の治療や防止に効果を持つというコンセンサスが強固になりつつある。ガン、てんかん、多発性硬化症(MS)、緑内障、PTSD(心的外傷後ストレス障害)、睡眠障害、アルツハイマー病など、カンナビスが治療や防止に効果を及ぼすことが少なくとも一部の研究によって証明された疾患のリストは尽きない。
コロラドがマリファナを解禁した2年目の2015年における業界の規模を算出したこのレポートによると、その年の売上総額は9億9600万ドル、雇用された人員は1万8000人。 MPGはこのレポートで、これまで明確にならなかった「マリファナ業界」を定義し、その構造や規模を明らかにした上で、経済効果を 23 億9000万ドルと算定した。
コロラド州で展開する他の業界の売上と比べてみると、州で最大の産業である鉱業(総売上 19 億1600万ドル)、石油探鉱およびガス採掘( 18 億8700万ドル)、賭博( 16 億9600万ドル)、穀物農業( 10 億8500万ドル)、タバコ( 10 億5100万ドル)についで6番目に大きい産業に成長している。特に急成長した2014年から2015年にかけて、建設業やスポーツ産業の規模を抜いた。
マリファナの合法化と犯罪率の関係は、景気分析のようにシンプルにはいかない。なぜかというと、コロラドの犯罪率は以前から全体的に上昇する傾向をみせているからである。 たとえばマリファナの合法化が施行された2014年、コロラドでは万引き、ひったくり、自転車の盗難、スリといった犯罪が 44%も上昇している。また、売春、ギャンブル、宣誓釈放違反(保釈や釈放の条件に違反すること)といった犯罪も 47%伸びている。最新の犯罪統計を見ると、2016年から2017年にかけても、犯罪率が3・4%も上がっている。犯罪率を押し上げたのは、自動車の盗難、レイプ、殺人、強盗など、暴力系の犯罪である。
18 歳から 34 歳のアメリカ国民の 71%がカンナビス(大麻)合法化を支持しており、その度合いは日々増している。
1974年にハスラーを創刊したラリー・フリントは、「わいせつ」とみなされる言論を封印しようとする政府にあえて挑戦するために、挑発的なコンテンツを次々と叩きだしていた。問題作を発表するたびに何度も州や政府から訴えられたフリントの人生は、映画『ラリー・フリント』に詳しく描かれているが、ラリー・フリントは、アメリカの言論の自由の歴史に数々の爪痕を残している。その一番重要なものが、バプティスト教会の牧師ジェリー・フェルウェルが母親とセックスする様子を表現したパロディをめぐって、フェルウェルがハスラーを訴えた訴訟である。この訴訟は、控訴を経て、最終的に1983年に最高裁で議論された。ここでラリー・フリントが勝訴したことが、アメリカの言論の自由を守る結果になった。
マリファナ市場の一番大きな標的は、マリファナを吸わない人
ジェイソンが挨拶にやってきたので「こういうイベントって合法なの?」と聞いてみた。「イエスでもあり、ノーでもある。ニューヨーク州ではマリファナが非犯罪化されているから、プライベートの空間で友達同士が集まってマリファナを吸うこと自体は問題ない。問題になるのは、たとえば家で栽培しているうちに火が出てしまったとか、水が漏れたとかそういうケースだけだ。このイベントに関していえば、THCを使った料理を出して課金することはグレイゾーンかもしれないけれど、NYPD(ニューヨーク市警)はそこまで暇でもないし、今、マリファナの取り締まりの優先順位は低いから、人に迷惑をかけない限りは問題ないと判断している。
「カンナビスがオピオイド中毒からの脱却に役に立つことは、俺が証明しているし、医学的にも理屈に合っている。けれど既存の麻薬撲滅勢力は、マリファナの助けを借りることを嫌う。いまだに、マリファナがより深刻なドラッグにつながる『ゲイトウェイ・ドラッグ』だと信じている人も多い。現実には、むしろ危険ドラッグ依存から脱却するためのリハビリの一助になる。むしろ逆なんだ。
1920年にアメリカ政府は禁酒法を施行して、アルコールの摂取を全面的に禁じた。1929年に大恐慌が始まると、経済的な理由から禁酒法撤廃への呼び声が高まり、1933年には再びアルコールの売買と摂取が合法化されることになった
ハーストがマリファナを悪に仕立てようとした裏には、もうひとつ理由があった。吸う、薬にするという以外の大麻草の産業用途を危険視していたのである。ヘンプと呼ばれる産業用の大麻草は、アジアでは紀元前から布や紙の材料に使われてきたが、アメリカでは1916年に、農務省の科学者たちが、ヘンプのパルプから紙を作ることに成功して、未来の資源と目されるようになっていた。ところが、 30 年代には材木から紙を作る方法が考案され、主流の製紙法になっていった。ハーストは、その材木を使った製紙法に投資していた。 ハーストは、新聞ビジネスを維持するために、材木工場に多額の資金をつぎ込む一方で、ヘンプから作る紙のポテンシャルに怯えていた。ちょうどヘンプが工業資材としても注目を集め始めた頃で、ヘンプから繊維を 剝 がしてパルプにする機械が開発されたタイミングでもあった。ハーストは、「ヘンプは悪だ!」と喧伝する記事を量産するようになった
プロパガンダ作戦が功を奏して、世論は「マリファナ=悪」の方向で固まっていった。しかし、一方では、この頃からすでに「マリファナ=悪」という考え方に疑問を呈する声が出ていた。議会での公聴会では、アメリカ医学協会(AMA)のロビイスト、ウィリアム・ウッドワード医師の発言が記録に残っている。ウッドワード医師は、マリファナには違法化するほどの危険性がないと主張し、また違法物質に認定してしまうと医療効果の研究を妨げる結果になる、と規制に反対の主張をした
マリファナは、資本主義、大量生産、人種差別、戦争などに反対し、言論の自由やラブ&ピースを提唱する若者たちに広く愛用されるようになり、カウンターカルチャーの象徴的存在になった
リアリーは、合衆国政府を相手にした裁判に勝った当日、カリフォルニア州の知事選挙への出馬を表明した。敵方共和党の候補は、後にアメリカ大統領になるロナルド・レーガン知事だった。「カム・トゥギャザー ジョイン・ザ・パーティ(党という言葉と、祝祭という意味をかけている)」というスローガンを掲げたリアリーの出馬に、左派やヒッピーたちは沸きに沸いた。ビートルズの「カム・トゥギャザー」という名曲が、もともとはジョン・レノンが、リアリーの選挙キャンペーンのために書いた曲だということは意外と知られていない
1970年の規制薬物法通過の際に、マリファナの功罪を研究するために結成された議会のシェイファー委員会は、医学界や刑事司法の専門家からの証言や、多数のリサーチの結果を積み上げて、1972年に報告書「マリファナ:誤解の可能性(Marihuana:A Signal of Misunderstanding)」を提出した。( 19) 報告書はマリファナの取り扱いについてこうまとめていた。 「使用を妨げるための努力の一環としても、個人的な所持に対して刑法を適用するのは厳しすぎる。このドラッグの実際の、そして潜在的な害は、個人の行為に刑法が立ち入ることを正当化できるほどではない。(中略)そのため、委員会は、個人的な使用のためのマリファナの所持は犯罪とせず、対価のない、または少額の対価に値する少量のマリファナのやり取りは、犯罪としないことを勧告する」 同時に、マリファナをヘロインなどの危険なドラッグと同等に扱うのではなく、アルコールのように、責任ある付き合い方をするように市民を誘導するべきと報告書は主張したが、ニクソン大統領は黙殺した。ヘロイン中毒の蔓延という深刻な問題を前に、世論はさらにドラッグ規制に傾いていった。こうして、調査委員会の報告を待って、という条件がついていたはずのマリファナの危険ドラッグ指定は、法的な効力を持つことになった。
次の戦いの舞台はアラスカだった。1964年にサンフランシスコでロウウェル・エッグマイヤーがジョイントに火を点けた8年後の1972年、アーウィン・ラヴィンという弁護士がアラスカ州アンカレッジで、州政府に対する戦いを挑んだ。ラヴィンはニュージャージー出身のヒッピーで、自由に惹かれてアラスカ州に移住していた。 マリファナの取り締まりは、プライバシーの侵害で州憲法に反すると信じたラヴィンは、マリファナを持った状態でわざと壊れたテイルライトの車を運転し、警察に止められる、という状況を作り出した。もちろん車は捜索され、マリファナが発見されて、ラヴィンは逮捕された。 有罪になったラヴィンは控訴を繰り返し、このケースは、アラスカ州最高裁判所まで発展した。ラヴィンのパートナーである弁護士ロバート・ワグスタッフが、個人のマリファナ使用を禁じることはプライバシーの侵害であり、州は、取り締まりを行うことに「compelling(切実な)」公益があることを証明しなければならないとの論を展開した。結局のところ、ラヴィンとワグスタッフは7ヶ月にわたる法廷闘争に勝利した。そしてアラスカは、州として1975年5月に、市民には憲法で保障されたプライバシーの権利があり、成人の市民が自宅において、少量のマリファナを所有・栽培・吸引することを認めると規定した。
「(僕にとってこの戦いは)ポット(マリファナ)の問題ではなかった。プライバシーの権利の問題だった。これを区別することは重要だ。個人の生活を、政府の侵害から自由なものにするという哲学上の問題だった」
1975年には、米議会上院司法委員会が、全米レベルでの非犯罪化を可能性として検討した。NORMLのキース・ストロップはこう証言した。 「自由な社会において、個人は、他者を危険に晒さない限り、特定のリスクを取ることを、抑制されることはあっても、許可されている。スカイダイビング、アルコールの摂取、タバコの吸引、過食など、人々はリスクの高い行動に日々、従事する。それでも逮捕されることはない。自分は、あなたと同じような価値観を持つ成人の市民でありながら、マリファナを吸引することを選択するというだけで、逮捕の危険に晒されている」
1973年のある日、ランドールは、友人からもらったマリファナを吸ったときに、自分の視力が一時的に回復するのに気が付いた。かかりつけの医師に黙ったまま、定期的にマリファナを吸うようになると、緑内障の原因となる眼圧の上昇が止まることがわかった
NORMLやプレイボーイ基金、弁護団の協力を得て、またメディアを通じてPRキャンペーンを行ったランドールは、逮捕された翌年に始まった公判で「医療上の必要性」を根拠に自らのマリファナ所持の起訴の取り下げを求め、大統領選挙が行われた直後の1976年 11 月には、これに勝訴して、無実を獲得した。 これは裁判所がマリファナの使用を「医学的に必要」との判断をした大事件であった。直後にワシントン・ポスト紙が「ドラッグと公共政策(Drugs and Public Policy)」と題した社説を出した。
ハーヴァード大学は、直後に、1968年からマリファナの研究を行っていたこと、そしてその研究結果を政府と共有していたことを明らかにした。精神科のノーマン・ジンバーグ教授が、アンドリュー・ワイル(オルタナティブ・メディスンの大家)、そしてガン研究を専門とするステファン・サラン助教授とともに行った研究では、マリファナに含まれる成分が、ガンのキモセラピー(化学療法)による副作用を抑える可能性があることを証明していた。
さらに、ごく最近になって、このTHCとCBDについて新たな事実が判明した。それは「アントラージュ効果」である。 1998年に、メショラム博士やシモン・ベン-シャバット博士をはじめとする研究者のグループが発表した研究論文(英題:An entourage effect: inactive endogenous fatty acid glycerol esters enhance 2-arachidonoyl-glycerol cannabinoid activity.)と、 2011年、イーサン・ルッソ博士が発表した「Taming THC: potential cannabis synergy and phytocannabinoid-terpenoid entourage effects(THCを抑制する:潜在的カンナビスのシナジーとファイトカンナビノイドとテルピノイドのアントラージュ効果)」と題する論文により、カンナビスの主要成分であるTHCやCBDの薬効は、個々の成分を分離するよりも、一緒にしてこそ、その効果が遺憾なく発揮されるということが明らかになったのだ。いまではこれはアメリカの医学界の通説となっている。ひとつの成分を分離したり、化合物として模倣したものを摂取するよりも、無数の成分をそのままセットとして使ったほうが有効だ、という考え方である。
現在、カンナビノイドについては、日々研究が進み、驚異的なスピードで、新たな研究結果が次々に発表されている。メショラム博士によって、THCにデルタ8とデルタ9の二種類の存在が発見されたように、CBDにもCBDA、CBDVの存在が確認された。カンナビスは不眠症に効果があると言われているが、睡眠を助けるのはCBD─N、アルツハイマー病を防止すると言われているのはTHC─V、とそれぞれに異なる機能を持っていることもわかってきた。
1972年、ミクリヤはマリファナをテーマに発表された論文をまとめた『Marijuana Medical Papers 1839-1972(マリファナ医療論文集1839-1972)』を自費出版した。エイズがカリフォルニアで猛威を振るった時代には、オークランド・カンナビス・バイヤーズ・クラブに関わり、1990年から2004年にかけて自身が収集したデータと、バイヤーズ・クラブが収集したデータ約4万6500件をもとに、カンナビノイドの適応疾患250種類をリスト化。エイズのみならず、関節炎、MS(多発性硬化症)、ガン、てんかんなど多数の症状に対するカンナビスの効果をまとめた。
カンナビスの投与によって症状に改善が見られるとされる疾患は、第二章で紹介したエイズや緑内障のほかにも、MSやガン、アルツハイマー病、パーキンソン病、てんかん、関節リュウマチ、統合失調症、PTSD、双極性障害、トレット・シンドローム、糖尿病など、そのリストは長い。
1974年、NIDA、全米ガン協会(The American Cancer Society)、バージニア医大(The Medical College of Virginia)は、共同研究によって、ガン細胞をネズミに植え付け、THCとCBDを投与する実験を行い、THCによってガン細胞が縮小したと発表した
2000年3月になってようやくマドリッドのコンプルテンセ大学生物化学部のマニュエル・グズマン教授が、ラットを使った実験で、THCがガン細胞を縮小したことを証明したうえ、周辺の正常細胞もダメージを受けていないことを明らかにした。また、ラットを使った実験によって、特に神経膠腫、リンパ、前立腺ガン、乳ガン、肺ガン、皮膚ガン、膵臓ガンなどにおいて、カンナビスがガン細胞の成長を妨げることもわかったと言った
2017年 11 月に、WHO(世界保健機関)の依存性薬物専門家委員会(ECDD)が、純粋なカンナビジオール(CBD)には乱用の可能性や健康に対する害がないと結論づけたというニュースが世界を駆けめぐり、大きな話題となった。WHOは、これを受けてカンナビジオールについての正式な見解を報告書にまとめ、翌年2018年6月に発表した。 WHOは、CBDについての見解を以下のようにまとめている。 *CBDには乱用や依存症のリスクは認められない。 *臨床実験でてんかんの治療に効果があることがわかっている。 *その他複数の疾患についても、効果があることを示す予備実験がある。 *報告されている副作用は、CBDとその他の薬剤との関係によるものであり、CBD自体の安全性は高い。 *CBDの嗜好的使用が問題になっていることを示す証拠はない。
「抗ガン剤はガンを殺すことができるけれど、あまりにパワフルなために、患者を殺してしまうことがある。免疫力が落ちて、体力気力を奪われ、クオリティ・オブ・ライフを下げる。医師たちはガンを殺すためにギリギリの治療をしますが、副作用が強い人は耐えきれずに死んでしまうことがある。 そして抗ガン剤は薬価が高いという問題がある。制吐剤は高いうえに、副作用がある。(カンナビノイドに)特に期待されているのは、ガン細胞の増殖を抑制するのみならず、痛みや吐き気を抑制する効果です。食事も食べられるようになるし、副作用もない」 と語るのは、昭和大学薬学部の佐藤均教授である
「CBDには、ガン細胞の増殖を抑える、アポトーシス(自然死)を引き起こす、ガン細胞の転移を抑える、といった機能があることがわかってきています。これまでは細胞レベルでのエビデンスにとどまっていましたが、最近になって、人間の身体でガンが治ったという臨床報告も出始めました
「人間の体内には本来、エンドカンナビノイドシステム(ECS)といって、人間が地球上で生きていくために身体調節機能が備わっています。極端に高いものは抑える、低いものは高くするなどの恒常性を保つ役割ですね。何かを抑えようとすれば抑えられまいとして増える場合もあるし、強さも人によって違う。同じ薬を摂っても効く/効かない、副作用が出る/出ないというように人によって差が出る。『アントラージュ効果』によって、CBD以外のテルペン類やカンナビノイドが混在していた方が効果が高いという仮説もあります。同じカンナビノイドでも、THCにはハイになるなどの向精神作用があり、脳の神経回路を破壊して記憶を消失させるという報告もあり、当然ながら麻薬指定されています。しかし、CBDが多く共存する条件下ではTHCの神経毒性が回避できることが示されており、CBDとTHCの存在比率が重要であることがわかってきました
中には、THC1に対して、CBDが 30 という種も登場した。これによって、CBD度の高いカンナビスが、特に不安症や不眠症、てんかんの発作などを抑制することが明らかになってきた
「CBDは糖尿病の防止や治療に役立つ。THCとCBDはアルツハイマー病の防止に効果があることもわかっている。PTSDなどの精神疾患の治療にも役立つ。抗ガン剤や化学治療など、ガン治療の前にCBDを投与することで、治療による嘔吐を食い止めたり、食欲を抑制したりするなど体にかかる負荷を減らすこともできる。ガン発生を防止したり、ガン細胞の成長を食い止める効果もあると、私は信じているが、これは因果関係の証明がない
世の中に出回るCBDには二通りある。ひとつは、カンナビスから分離・抽出されるもの。そしてもうひとつはヘンプから分離・抽出されたCBDだ。歴史を辿るとカンナビスとヘンプは同じ植物でも違う種である。ヘンプは産業用に栽培されてきたものであり、人間が摂取するためのものではない。またヘンプに含まれるTHCはごくごく微量(0・3%以下)、すなわちヘンプにはハイになる作用はない
そして今、成人国民の 70%以上が、マリファナは合法化、または非犯罪化されるべきだと考えるようになっている